User Guide

CheckRAW Select

セレクトしたJPEGから、RAWだけを取り出す。撮影後の整理を、もっとシンプルに。

SonyCanonNikonFujifilm2段階整合性確認XMPサイドカー対応Windows 10 / 11
ダウンロード(Windows)
はじめにセレクトモード使い方出力設定整合性確認テキストリスト対応形式注意事項ライセンス
01 — Introduction

はじめに

CheckRAW Select は、撮影済みJPEG/RAWファイルから、セレクト(選別)した写真に対応するファイルだけを抽出・コピーするデスクトップツールです。写真家・撮影スタジオの「セレクト後の仕分け作業」を自動化します。

🗂
3つのセレクトモード
JPEGフォルダ・RAWフォルダ・テキストリストを入力ソースとして、対応するRAWまたはJPEGを抽出できます。
🔍
2段階の整合性確認
高速な通常確認(先頭・末尾SHA-256)と、mmapによる全体照合の厳密確認を選択可能。納品・長期保存も安心です。
📎
XMPサイドカー自動処理
コピー対象と同名の .xmp ファイルを自動検出し、メインファイルと同じ操作(コピー/移動)を実施します。
大容量・高速処理
非同期I/Oと並列処理(同時処理数1〜8)で、数百GBのRAWフォルダも快適に処理できます。
🔒
完全ローカル動作
インターネット通信なし・自動更新なし。すべての処理は手元のPCで完結します。
📋
マッチング結果を確認してから実行
マッチング件数と一覧をアコーディオンで表示。チェックボックスで個別に除外してから実行できます。
STEP 1セレクト元を選ぶ
STEP 2抽出元フォルダを選ぶ
Autoマッチング実行
STEP 3出力設定・実行
02 — Select Modes

セレクトモード

ラジオボタンで3つのモードを切り替えます。ファイル名のstem(拡張子を除いた部分)を小文字に正規化して完全一致照合を行います。

Mode A
JPEG フォルダ → RAW を抽出

現像済みJPEGが入ったフォルダを指定。対応するRAWファイルを自動で抽出します。最も一般的なセレクトワークフローです。

Mode B
RAW フォルダ → JPEG を抽出

セレクトしたRAWフォルダを指定。対応するJPEGファイルを抽出します。逆引き仕分けや納品確認に便利です。

Mode C
テキストリスト → RAW / JPEG を抽出

ファイル名を1行ずつ書いたtxtを指定。抽出対象(RAWまたはJPEG)は別途選択します。TransferViewerのチェックリスト出力と連携できます。

JPEGとRAWのファイル名(stem)が一致していれば、拡張子の大文字・小文字が異なっていても正しく照合されます。
03 — How To Use

使い方

  1. 1
    セレクト元を選ぶ
    「JPEGフォルダ」「RAWフォルダ」「テキストリスト」からモードを選択し、対象のフォルダまたはtxtファイルを指定します。クリックまたはドラッグ&ドロップで選択できます。
  2. 2
    抽出元フォルダを選ぶ
    取り出したいファイルが入っているフォルダを指定します。両方が揃うとマッチングが自動で実行され、結果一覧が表示されます。サブフォルダを含めて検索するかどうかはチェックボックスで切り替えられます。
  3. 3
    結果を確認して実行
    マッチング件数と一覧がアコーディオンで表示されます。必要に応じてチェックを外し、出力先フォルダ・確認方法・操作(コピー/移動)を選んで実行します。

コピーと移動の違い

コピー

元フォルダのファイルを残したまま出力先へコピーします。整合性確認が利用できます。

移動

整合性確認(OK)後に元ファイルを削除します。実行前に確認ダイアログが表示されます。

ファイル名重複時の処理

デフォルトはスキップです。設定で「上書き」または「リネーム(stem_1.extstem_2.ext…)」に変更できます。

マッチングで見つからなかったファイルは「未検出」として一覧に表示されます。実行後は未検出ファイル名のリストが出力先フォルダに自動保存されます。
04 — Output Settings

出力設定

項目選択肢
出力先フォルダクリックまたはドラッグ&ドロップで選択
確認方法通常確認(デフォルト)/ 厳密確認
操作コピー / 移動
XMP サイドカーコピー / 移動する(チェックボックス)
ファイル名重複時スキップ(デフォルト)/ 上書き / リネーム
同時処理数1〜8(デフォルト: 4)。SSD/NVMeでは4以上、HDDでは1を推奨
XMP サイドカーとは、Lightroom などが生成する現像設定ファイル(.xmp)です。コピー対象と同名の .xmp が同じフォルダにある場合、メインファイルと一緒に処理します。
05 — Verification

整合性確認

コピー後にファイルが正しく転送されたかを確認する機能です。移動モードでは整合性確認OK後に元ファイルが削除されます。

デフォルト
通常確認

ファイルサイズの一致確認後、8MB以下はファイル全体・8MB超は先頭4MB+末尾4MBをSHA-256で照合します。ほぼ待ち時間なし。日常の仕分け作業に最適です。

高精度
厳密確認

コピー中にsrcのSHA-256を計算しつつ、完了後にdstをmmapで全体読み取りして照合します。納品・長期保存など確実性が求められる場面に。

厳密確認はコピー中のハッシュ計算とmmapを組み合わせることで、srcの再読み込みが不要になり、通常のフル照合より高速に動作します。
06 — Text List

テキストリスト機能

テキストリスト(.txt)でのセレクトにも対応しています。ファイル名を1行ずつ書いたテキストファイルを読み込むだけで、対応するRAW/JPEGを自動で抽出します。

フォーマット仕様

文字コードUTF-8(BOMあり/なし両対応)。改行コードLF/CRLF/CR対応。1行1ファイル名で、拡張子は省略可能。# で始まる行はコメントとして無視されます。

DSC09999.JPG または DSC09999(大文字・小文字は区別しません)

TransferViewer のチェックリスト出力や、他のソフトで書き出したリストをそのまま使えます。
07 — Supported Formats

対応RAW形式

以下の12種の拡張子を組み込みで対応しています。大文字・小文字は区別しません。設定からカスタム拡張子を追加することもできます。

Sony
.arw / .sr2
Canon
.cr3 / .cr2 / .crw
Nikon
.nef / .nrw
Fujifilm
.raf
Panasonic
.rw2
Olympus
.orf
Pentax / 汎用DNG
.dng / .pef
08 — Notes

注意事項

⚠ 移動操作は元に戻せません。実行前に必ずバックアップを確認してください。
🖥 動作環境:Windows 10 / 11(64bit)。macOS / Linux 版は将来対応予定です。
🛡 初回起動時にWindowsのSmartScreen警告が出る場合があります。「詳細情報」→「実行」で起動できます。
💾 推奨メモリ:4GB以上。NVMe SSD間での並列処理数4の場合、最大約512MBを使用します。
09 — License

ライセンス・使用ライブラリ

CheckRAW Select はフリーウェアです。個人・商用を問わず無料でご利用いただけます。改変・再配布・販売は禁止しています。

Copyright © TRES Inc. All rights reserved.
本ソフトウェアは無償で提供されますが、使用によって生じたいかなる損害についても TRES Inc. は責任を負いません。大切なデータを扱う際は、事前にバックアップを取ったうえでご利用ください。

使用オープンソースライブラリ

本ソフトウェアは以下のオープンソースライブラリを使用しています。

TauriMIT / Apache 2.0tauri.app ↗
tokioMITtokio.rs ↗
rayonMIT / Apache 2.0github.com/rayon-rs ↗
sha2MIT / Apache 2.0github.com/RustCrypto ↗
memmap2MIT / Apache 2.0github.com/RazrFalcon ↗
futuresMIT / Apache 2.0github.com/rust-lang ↗
walkdirMIT / Unlicensegithub.com/BurntSushi ↗
chronoMIT / Apache 2.0github.com/chronotope ↗